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 しかし赤サソリたちはさらに残忍だった。
「ふふっ、珠子さん、こいつだぜ、このドキドキ光る槍がお前の肌を引き裂くんだ。ほれ、こんなふうにな。」
 赤サソリは手にした槍の鋭い切っ先で珠子の大きく広げられた股間の中心、散々犯された剥き出しの花芯を軽くつつく。
「キャアアアーアッ…ああ…ああ…やめてぇーっ。」
 その瞬間、大の字の珠子の体が大きくのけぞり、美しい目は大きく見開かれ、引き攣るような悲鳴があたりの空気を震わせる。槍は肌を軽くつつくだけだが、この槍がやがて肌を引き裂き肉を貫き内臓をえぐるのだ。そして自分の体を尻から口まで串団子のように貫くのだ。しかもそれは次の瞬間かも知れない。
 赤サソリはそんな珠子の花芯や乳房、脇腹などをつつき、哀れな美しい生贄をいたぶり、引き攣るような悲鳴と恐怖にゆがむ表情、のた打つ姿態を楽しんでいる。
「ヒィッ…ああう…いやぁーっ…死にたくないよぅ…ヒィエッ…キィエエーエッ…死にたくない…死ぬのはいやだ…いやだ…お願い怖いわ…怖いよぅ…。」
 やがて槍に小突き回される珠子は恐怖に失禁し、大きく広げられた股間から小水が弧を描いて地面に水飛沫を立てた。赤サソリたちは大きく哄笑するが、気の狂いそうな恐怖にのた打つ珠子には、すでに失禁した意識すらなくその声も聞こえなかった。
 そして哀れな美しい令嬢の恐怖が極限に達した時、彼女の最後の時がついにやって来た。
「こんなに可愛いいお嬢さんをあんまり待たせるのも気の毒だ、そろそろいくかな。」
 赤サソリは事も無げに言うと偽探偵に合図し、もう恐怖に言葉もなく震えるばかりの珠子の白い脇腹を、鋭い槍で左右から同時に抉った。その瞬間、鈍い音があたりに響き、珠子は左右の脇腹に凄まじく熱いものが抉り込むように侵入してきたのをはっきり感じた。
 次の瞬間、そこから凄絶な激痛が全身を貫き、槍で突き上げられた珠子は、全身を激しく硬直させながら仰け反らせ、笛の音のようなかん高い悲鳴を美しい口からほとばしらさせる。
「ヒイイイイィーイッ。」
 槍はわずか十センチ程度肌をえぐるだけだけだが、それでも十分に内臓に達した。
「うああ…ギィエエエーエッ…あぐぐ…痛いーっ…痛いよーっ…ヒイイィーイッ…お願い助けて…お父さま痛いよーっ。」
 珠子は凄絶な激痛に、吹き出る鮮血を脇腹を抉ったままの槍に伝わせながら、大の字に釘付けにされた体をのた打ち回らせながら絶叫した。しかし珠子が悲鳴を上げる度、槍に抉られたままの傷にさらに凄まじい痛みが走り、哀れな生贄はさらに激しく絶叫し苦悶しなければならなかった。
 赤サソリは激痛に苦悶する令嬢の姿を楽しみながら、傷を広げるため穂先をぐるりと回転させながら槍を引き抜いた。
 本当の江戸時代の磔は一回で罪人の腹から胸まで貫通させて絶命させるのだが、赤サソリたちはそれほど慈悲深くはなかった。彼らが試みているのは戦国時代の見せしめ用の残酷さを際立たせた磔刑なのだ。
 彼らは恐ろしい声で泣き叫ぶ珠子の脇腹を、さらに2回3回と左右から繰り出す槍で抉るが、殺さないよう浅く抉り、さらに激しくこの美しい生贄の絶叫と苦悶を楽しんでいるのだ。
「ウギャアアアーアッ…ギャアアーアッ…ああっ…助けてぇーっ…苦しい…お願い…お願い助けて、キイイイィーイッ…痛いよーっ…ヒャアアーアッ…ウヒャアアアーアッ…もうだめ…もう許して…。」
 やがて幾度となき繰り出した槍で、抉られた珠子の脇腹は大きく裂けて内臓や腸の断片が溢れ出し、したたる鮮血は彼女の下半身を赤く染め上げていく。珠子はまだまだ死に切れず、悲痛な声で泣き叫びながら凄絶な苦悶を繰り返した。そしてそれを見詰める赤サソリの口から、またあのギリギリという歯軋りがもれ始めた。
 しかし、凄まじい激痛、脇腹から流れ出る出血、それに死の恐怖は確実に珠子を蝕んでいった。
「このまま死んじまってはつまらんぜ、そろそろお嬢さんに止めを刺してやりな。」
 やがて赤サソリが陰惨な声で言うと、偽探偵が一本の竹槍を取上げ、その適当にとがらせた先端をそんな珠子の菊門に押し当てる。いよいよ美しい令嬢は、数ある処刑の中でも最も残酷な串刺しの刑に処せられるのだ。
 しかし珠子はこれからそんな恐ろしい処刑に掛けられることも判らず、凄まじい激痛にのた打ち、喘ぎ、苦悶するばかり。やがて偽探偵は残酷な力をこめ、竹槍を哀れな生贄の後門の奥を目掛けて思いきり突き上げた。
「ギャアアアーアッ…ぐああ…グギャアアアーアッ…。」
血みどろの珠子の体が、入口を引き裂いて腸に減り込んでくる竹槍のために大きく突き上げられ、彼女の美しい口から人間離れのした恐ろしい絶叫がほとばしった。内臓そのものが引き裂かれるその激痛は、脇腹を槍で抉られる比ではないのだ。
 しかし偽探偵はしたたる鮮血を頭から浴びながら、竹槍をゆっくり回転させながらねじこむように、珠子の体を十センチ、二十センチとたっぷりと時間を掛けて串刺しにしていった。そしてその珠子は竹槍が一センチ食い込むごとに、竹槍が自分の内臓をえぐり、引き裂き、押し潰しながら貫通していく激痛に、まさに地獄の苦しみを味あわねばならない。鋭利な槍ではなく、適当に先端をとがらせただけの竹槍であることが、一層串刺しにされる珠子の苦痛と恐怖を凄まじいものにしていった。

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