最初の凌辱から、一体どのくらいたったのであろう。そして、一体どれくらい犯されたのであろう。ようやく前後からの凌辱から開放された珠子は、大の字に吊るされたまま、がっくりとうなだれて哀願の言葉もなくすすり泣いていた。
何十回もの肉交を受けた花芯も、菊門もほとんど無感覚になり、犯された証しの白濁したものを無残に滴らせている。珠子の白い肌は、彼女の汗や涙に混じり、男たちの唾液や体液などにぬめぬめとまみれ、さらに獣たちの噛んだ跡やくちづけの跡が刻まれて、彼女の悲惨な運命を雄弁に物語っていた。
その姿は珠子が清純で美しいだけに、その無残さを一層際立たせ、ぞっとするほどの美しさを醸し出していた。そしてその場になんと不釣合なのだろう、それが嬉しいとき、興奮したときの癖なのか、一寸法師はまたもやヘタクソな安来節を唄っているではないか。
やがて、珠子はようやく大の字吊りから降ろされた。しかしあらわな胸を手で覆おうとするも、両腕はたちまち後ろ手に縛り上げられ、そしてあのいやらしいにせ探偵の前に、まるで罪人のように引き据えられてしまった。
「ああ…助けて…助けてください、私が…私が何をしたというの…酷ひどすぎます…お願い助けて…。」
悲しみと屈辱に打ちのめされた珠子は、うつむいたまま、閉じた瞼から涙を流しながら哀願した。しかし、そんな哀れな美少女の風情は、いよいよ残酷な悪魔たちの劣情を昂めるだけであった。
「さあ、お嬢さん、可愛いいお口をアーンするんだ。」
にせ探偵に髪をつかんで顔を引き起こされ命じられた珠子は、目を閉じたまま、そして何をされるのかわからないまま、素直に口を開ける。
その瞬間だった。美少女はその口の中に、グニャグニャした気味の悪い肉の塊のようなものが侵入してくるのを感じた。そのあまりの気味悪さに思わず目を開けた珠子は、なんと見るのも汚らわしい男性そのものが、自分の可愛らしい唇を割り裂くように自分の口の中に侵入していることに気付き、卒倒しそうになった。
「ググッ…ングウウウゥーウッ…。」
あまりのおぞましさ、あまりの汚らわしさに珠子は咽喉の奥で呻くと、思わずそれに激しく噛み付いてしまった。
「イテッ、何て事しやがる」
大事なところに噛み付かれたにせ探偵は、その瞬間、大声を上げて飛びのく。にせ探偵の傷は大したことはないが、彼の自分たちの獲物に傷つけられた屈辱と、そして怒りは凄まじかった。
にせ探偵は燃えるような目で珠子をにらみつけていたが、やがてまず激しく泣きじゃくる珠子の両足首を大きく広げて鉄棒に縛り付け、その棒にフックを掛けてそのまま彼女を逆さ吊りにしてしまった。
珠子は逆さに吊るされて、声をかぎりに泣き悶えていた。それだけでも十八歳の少女には大変な苦痛だったのに、そればかりかにせ探偵は、逆さ吊りの責め苦に悲痛な声で助けを求める珠子の、凌辱のあとも生々しい花芯と肛門に、長さが5センチほどの太い火の付いた蝋燭を捩じ込んだのだ。
「ヒィエエエーエッ…ヒイイィーイッ…お父さま…キイイイィーイッ…お父さま助けて、ギャアアアーアッ…熱いーっ…熱いの…うああ…誰か助けて…苦しいーっ。」
蝋燭から滴る熱い蝋は、花芯と肛門の敏感な肉を、焼けただれるような熱さで激しく責め苛み、そして肌を伝って滴り落ちる。その熱さ、その苦しさは昨日まで何不自由ない暮しをしていた少女を、地獄の苦しみで責め苛む。しかし赤サソリたちは、可憐で聡明で清純な、美しい少女の肉体を利用した、残酷な、そしてそれだけに美しい人間燭台を楽しそうに眺めて悦んでいた。
しかし可哀想に、珠子はもっともっと、残酷に苛まなければならなかったのだ。人間燭台にされる美少女の姿を見詰める赤サソリの口から、やがてあのギリギリという歯軋りの音が洩れてくる。
「どうだい、珠子さん。熱いだろうね。苦しいだろうね。しかしこの程度で済むと思ったら大間違いだぜ。」
赤サソリは面白くてたまらないように言うと、手にした革鞭で逆さ吊りの少女の乳房を思い切り打ちのめしたのだ。
「ヒイイイィーイッ…痛いーっ…許してぇーっ…お願い許して…。」
乳房の引き裂かれそうな激痛に、珠子は空中でみじめに回転しながら絶叫する。しかし手下たちまで同じように鞭を取ると、逆さになって泣き悶える美しい生贄の体を、滅多打ちに打ちのめし始めた。
「キャアアアーアッ…ヒイイィーイッ…痛いーっ…およしになって…ギャアアアーアッ…痛いーっ、ヒィエエエーエッ…ヒイイィーイッ…キイイイィーイッ…痛いわ…お父さま助けてぇーっ。」
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