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少女は、しばらく唇を噛んで沈黙した。ややあって、聞き取れないほどの声を出す。 「……い…ます…」 「うん?」 「……違い、ます…」 「よく聞こえないな。もっとはっきりと。」 「…処女じゃ、ありません。」 少女はそう言うと、羞恥と屈辱からか、両目からぽろぽろと涙をこぼしだした。俺はその目元に軽くふれる。 「じゃあ、もう一つの質問にも答えて。喪失はいつ?」 「………」 「直に見てみようか。開いて見せて。」 「え…きゃあっ!」 俺が合図すると、二人の憲兵が少女の太股をつかんで体を持ち上げ、観客席に向かって大きく足を広げさせた。俺は少女の背後に回ると彼女の首が締まらないように、尻の下に左手をいれて体重を支えてやる。右手は少女の秘部に伸ばしていた。親指と薬指で大陰唇をかき分け、その奥の小陰唇をあらわにする。 少女のその部分は、綺麗なピンク色だった。まだ未発達でぴっちりと閉じており、処女のそれと大差ない。俺は人差し指と中指でそこもかき分け、尿道と膣口、そして陰核を露呈させた。 少女の膣口には、まだ処女膜が残っていた。もっともそれはすでに破れており、処女では無いという少女自身の言葉を裏付けている。ただ、経験はごく浅く、喪失からさほど間がないように見えた。もっとも、俺が処女を陵辱したのはたかだか23回、しかも20回はその場で殺してしまっているので断言はできないが。 と、この時、観客席の方から不満げな声があがり始めた。耳を澄ますと、どうやら、 「よく見えない」と言っているように聞こえる。たしかに、観客席の最前列ですら少女の綺麗な秘部を鑑賞するには遠すぎるかも知れない。 しかし、このステージを設置したのはあの暴代少佐だ。このあたりに抜かりがあるはずはない。 「みなさん、ご心配なく。この子の綺麗なあそこを、司会者が独り占めにしたりはいたしません。カメラさん、用意は?いい?では、オーロラビジョン、いってみよう!」 俺がそう言い終えた刹那、我々の背後から光がさした。わずかな電子音が聞こえ出す。 このステージの後ろにはちょっとした映画館ほどの電子スクリーンが設置されていた。今はそこに、少女の陰部が大写しになっている。淡い恥毛、色の薄い肉ひだ、ピンクの小陰唇、真珠色の陰核が鮮明に映し出されていた。観客席から感嘆のため息が漏れる。 一方、少女も背後で異変が起きているのに気づいたようだ。不自由な体勢ながらも首を動かして背後に視線を向ける。俺は体を横にずらし、彼女にもスクリーンがよく見えるようにしてやった。 最初、少女は不審げにスクリーンを凝視していた。だが、そこに映っているものが自らの陰部だと気づくと、愕然とした表情になる。 「いやああ、やだ、やだあっ!見ないで、見ないでっ!」 少女は泣き叫び、足を閉じようともがき始めた。しかし、大の男に二人がかりで広げられていてはそれも無理な話だ。彼女がもがくたびに、スクリーンに映された陰部もうごめき、むしろ淫靡な映像を提供してしまっている。 「そう恥ずかしがることもないだろう?君のここはとても綺麗じゃないか。君はこれから死ぬんだし、その前に綺麗な姿をよく見てもらおうよ。」 「やだ…やだよぉ…」 少女はもがくのをやめ、がっくりと深くうなだれた。か細い声で、拒絶の言葉を繰り返す。俺は少女の尻を支えるのを憲兵に替わらせ、あいた左手で携帯用の注射器を取り出した。それを少女の陰部に近づける。 「…な、何を?」 「言ったろう?麻酔を打ってあげるのさ。」 俺はそう言って針の先を少女の小陰唇にあてた。彼女は身をよじって注射針から逃れようとする。 「いいのかい?麻酔無しで始めて…もっとも、死ぬってのは一回限りの経験だ。その感覚をしっかり味わいたいっていうんならそれでもいいけど。両腕両脚を切り落とされる苦痛、まともに受けてみるかい?」 俺の言葉に、少女は全身を硬直させた。数秒ほどののち、全身から力を抜く。俺は少女の秘部に、そっと注射針を刺し込んだ。再び少女の体が固く緊張する。俺は、やや立て気味に刺した針をねかせ気味にしてさらに刺し込む。といっても皮下注射なのでそう深くは刺していない。針が皮下組織に達したところで、ゆっくりと薬液を注入する。 |
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