その日、真希は路上であおむけに倒れて死んでいるのを、出社途中の女性会社員によって発見された。真希の首には手の痕がくっきりと付いており、目は鬱血し舌は飛び出していた。明らかに扼殺である。
上半身の着衣は乱れ、露出した胸に精液が付着していた。何故か下半身に陵辱の跡はなかったが、口腔内と顔に大量の精液が残っていた。朝がたという事もあり、警察到着まで、彼女の恥ずかしい姿は、多くの野次馬の好奇の目に晒されることになった。
県警捜査1課は殺人事件とみて捜査本部を設置したが、今のところ犯人の目星はついていないようである。
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